BTS(防弾少年団)英語→日本語 翻訳の部屋

「防弾少年団」(BTS)が取り上げられた英語媒体の記事やニュースをファンが和訳して載せているブログ。翻訳には意訳部分も多くなりますのでご了承ください。

【和訳3/3】ポップミュージックの包括的で多様な未来を描くK-popグループ BTS

2018年9月12日付のUPROXXの記事を和訳しました。 記事が長めなので、3つに分けたいと思います。この記事は3つ目の和訳。


オリジナルのサイト(英語)はこちらです↓  

uproxx.com

 

Korean Pop Group BTS Paint An Inclusive, Diverse Future For Pop Music

【和訳3/3】ポップミュージックの包括的で多様な未来を描くK-popグループ BTS

 

前回(和訳2/3)の記事はこちらです↓

bangtan-updates.hatenablog.com

 

BTSについて言える確かなことは、彼らの音楽そのものが、ポップ界のトレンドにおける「普遍的な言葉」を語っているということだ。歌詞を完全に理解することができなくても、例えばお化けヒットソングとなった"Fake Love"のトラップ要素が注入された音ははっきりと認識できるし、ジョングクのソロ"Euphoria"での、チェインスモーカー風シンセサイザ音もわかるだろう(以前チェインスモーカーのアンドリュー・タガートがBTSに曲を提供したこともあり、影響があったとしても当然なのだが)。

 

ポップミュージックのトレンドは世界中を駆け巡るもの。だがこれまでのどのボーイバンドよりも、BTSは従来の無難な楽曲製作の「型」から脱却する抜け目のなさを持ち、自分たちが生きている今という時代を反映する音楽をつくってきた。自分たちの曲の大部分を、自分たちで作詞作曲してきたという要素も大きいだろう。

ライブについては、世界最大のポップ音楽アーティストにふさわしい、五感すべてを刺戟するような濃密な体験だった。花火、炎、花吹雪や飾りリボンが次々と現れ、ライトスティックに内蔵された技術を使っての色とりどりのデモンストレーションも楽しめた。7人のBTSメンバー全員にソロの時間が与えられ、ジミンはなめらかで艶かしいダンスを、J-Hopeは筋金入りのヒップホップスピリットを披露していた。ソロ曲が何曲か続いた後はまたメンバー全員が集まり、観客がちゃんと楽しめているかを確認しながら、プログラムとプログラムを巧妙につなぎ合わせていた。

こうした巧妙な技を持つ達人であるBTSは、自分たちのすべてのリアクションを(娘を溺愛する父親のごとく)iPhoneで撮影しているファンにもまったく動じることはなく、また自分たちの高ぶった感情やありのままの反応を見せることに躊躇する様子もなく、自分たちのライブを存分に楽しんでいた。

 

彼らは、自分たちのファンの力で本物の奇跡を起こすことができることや、自分たちのセンスがこれからの時代の新しい基準を作っていることについて、あまり深く考えている様子ではない。ファンにとって、BTSは自分たちの生活に味わいを加えてくれる眩い光であり、喜びも苦しみもある人生の舵取りを助けてくれる存在だ。BTS自身もほとんど自覚していないかもしれないが、彼らのファンたちの力や、彼ら自身のプロフェッショナリズムが、世界を変えつつある。地球上のあらゆる音楽が、アメリカ音楽市場のなかで活躍する可能性を持てる時代が、ついに到来するのかもしれない。

 

 

 

防弾少年団のファンが趣味で翻訳している個人ブログです。翻訳の正確性に責任は持てません。細かい訳漏れ、訳抜けなどある場合がございますのでご了承ください。無断転載はお控えください。和訳を別ブログで紹介していただく場合は、引用元のリンクURLも貼り付けお願いします。