BTS(防弾少年団)英語→日本語 翻訳の部屋

「防弾少年団」(BTS)が取り上げられた英語媒体の記事やニュースをファンが和訳して載せているブログ。翻訳には意訳部分も多くなりますのでご了承ください。

【和訳1/2】国連で新たな歴史をつくったBTS。このグローバルスーパースターについて知っておくべき5つのこと。

2018年9月24日に公開された、GMAでのジェフ・ベンジャミン氏のコラムを和訳しました(意訳部分あり)。記事は2回に分ける予定です。

元の記事はこちらです↓ 

www.goodmorningamerica.com

BTS just made history at the UN: Here are 5 things you need to know about the global superstars

国連で新たな歴史をつくったBTS。このグローバルスーパースターについて知っておくべき5つのこと。

 

ジェフ・ベンジャミンはGMAのwebサイトでK-popのコラムを担当しているビルボードの寄稿者である。

ここ最近さらに影響力を増しているBTS。その存在を無視することはもはや不可能だ。韓国出身のボーイズバンドであるBTSは、遠征先のニューヨークでの目まぐるしい活動の合間を縫って、9/26(水)の"Good Morning America"に初登場する。

 

音楽チャートを賑わせている彼らのアルバムや、彼らの持つ途方もないソーシャルメディアでの影響力、ニッキー・ミナージュ、タイラ・バンクスジョン・シナなどの著名人ファン軍団がどんどん拡大していることについて読者が知っているかどうかは定かではないが、とにかく、リーダーRM、ジミン、J-Hope、Suga、ジン、Vそしてジョングクの7人で構成されるBTSの勢いは当面収まりそうにない。ついには彼らは国連での歴史的なスピーチを行い、自分たちの反暴力キャンペーンの成功が世界にどんな変化をもたらしつつあるかを世の中に示した。

 

BTSUNICEFと協力してLove Myselfキャンペーンを立ち上げました。これは僕たちが持つ、本当の愛とは自分自身を愛することから始まるという信念に基づくものです」RMは国連総会でメンバーに見守られながらこう語った。「Love Myselfキャンペーンを立ち上げた後、世界中のファンから驚くような物語をたくさん聞くことができました。僕たちの発するメッセージのおかげで人生の困難に立ち向かうことができた、自分自身を愛することができるようになった…こうした物語は、自分たちが持つ責任について常に僕たちに問いかけてくれます」

 

BTSは、来る9/28と9/29にニューアークのプルデンシャル・センターでの2日間のソールドアウト公演を行う予定。10月上旬には、同じくソールドアウトとなったニューヨークのシティフィールドスタジアムでのコンサートも控えているが、他にも数日の間にたくさんの予定がひしめき合っている。

さて、彼らについて十分興味を持っていただいたところで、ここからは、BTSの基礎知識「以上」になる、「知っておくべき5つのこと」を紹介しよう。

 

1. BTSは普遍的で社会的意識の高い音楽で世界中のファンとつながっている

ボーイズバンドは一般的に、表面的で子どもじみたポップミュージックばかりつくるというアンフェアな評価を受けることが多いが、BTSがその固定概念を迅速に変えようとしている。その先進的なプロダクションと細部までこだわったボーカルとラップの融合の意義はもちろんだが、言語の違いに関わらず、彼らの音楽が国境を越えて成功した主な要因として、「世界中の誰もがつながることができる、普遍的なトピックに取り組んでいる」ことがとても大きい。

最新のアルバム三部作である"Love Yourself: Her"、"Love Yourself: Tear"と"Love Yourself: Answer"は、BTS自身が社会的イメージを反映する活発な少年たちから、暗闇や傷心を経験し、シリーズ最後に明るい光と自己愛を見つけるという、自己受容に至る旅路を表現している。彼らの普遍的なメッセージの力が一番はっきりと現れているのは、「134340」(惑星から小惑星に格下げされた後の冥王星の名称がタイトルの、恋人同士の破局にまつわる曲)や「Pied Piper」(盲目的になりがちなファンカルチャーの落とし穴をテーマに扱い、ファンたちに、自分たち自身の夢を見失わないようにと勇気付ける曲)そして「Mic Drop」(2016年のホワイトハウス記者晩餐会での、バラク・オバマ元大統領によるスワッグなスピーチからインスパイアされた1曲)などの曲だろう。

学校でのいじめ問題から政治、女性のエンパワーメントからメンタルヘルスにいたるまで、BTSはこうしたトピックを切り口にインパクトのあるテーマまで昇華し、深みのある歌詞とともに曲をつくりあげている。

 

2. BTSK-pop業界での厳しいハンディキャップに打ち勝った

K-pop業界は極めて競争的で、国際的なK-popシーンの高まりとともに、その競争の激しさはさらに加熱している。BTSはBigHitエンターテインメントにより育てられたが、当時のBigHitは非常に小さい事務所で、彼ら以前のアーティストでの実績もほとんどなかった。K-pop業界では大手事務所に所属することで認知と人気を高めるチャンスが10倍にさえなるが、BTSはそんな大きなハンディキャップに打ち勝ち、この業界で大方の人が持つ予感を見事に裏切る結果となった。

 

 

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