BTS(防弾少年団)英語→日本語 翻訳の部屋

「防弾少年団」(BTS)が取り上げられた英語媒体の記事やニュースをファンが和訳して載せているブログ。翻訳には意訳部分も多くなりますのでご了承ください。

【和訳2/2】映画『Burn the Stage』でBTSが見せた、音楽への揺るぎない献身

 2018年11月20日に公開された、Teen VogueでのJeff Benjamin氏の記事を翻訳しました。和訳記事は2回に分かれています。これは2回目の記事です。



オリジナル記事はこちら↓ 

www.teenvogue.com

 

1回目の和訳記事はこちら↓

www.bts-jpntrans.net

 

 

BTS's Movie "Burn the Stage" Shows the Group's Unwavering Dedication to Their Music

映画『Burn the Stage』でBTSが見せた、音楽への揺るぎない献身

 

 

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音楽。なぜKpopアイドルがアメリカでのアリーナコンサートを行うグループにまで成長したのか、という問いへのヒントがここにある。ファンは音楽を通じてBTSとつながり、音楽を通じてBTSのフォロワーになる。アリーナという巨大な会場を満たしているのは、ファンがBTSとともに音楽を味わう体験がもたらす熱気だ。そしてダンスパフォーマンスやメンバーとファンとの交流が、さらにその熱量を上げる。過去には、観客と目を合わせることすらできなかったと告白していた彼らが、いまや年季の入ったライブ常連客とも目を合わして、彼らの反応を楽しむまでになった。

 
ファンにとっても嬉しいのは、BTSが仕事に対して情熱的に取り組みつつも、素顔の自分たちの時間も楽しんでいることだ。映画には、BTSのデビュー当時を振り返った貴重な映像が出てくる。歳若い頃のメンバーが今後のキャリアに向けての希望を語る様子や、新人賞を受賞して狂喜乱舞している様子もある。けれど、ホテルでくつろいでいるときも、プールサイドでBBQパーティをしているときも、楽屋でつかの間の休息を味わっているときも、彼らはどんなときも常に、研ぎ澄まされた、ときには苦行めいた「仕事に対する情熱」を大事に脇に抱えつつ、自分時間を楽しんでいるように見える。
 

燦々と煌めくアメリカのアワードに参加する姿や、バスローブを着て同じレーベルの仲間とおしゃべりしている姿の向こう側に、彼らはいつも、自分たちの音楽とファンという「中心」に毎回戻ってくるような感覚を持っているようだ。仕事に追われて「個人的な成長のスピードは遅かった」と過去に彼ら自身が語っているし、映画本編でも、Big HitエンターテインメントのバンCEOが「自分が幸せになる方法を見つけてほしい」とメンバーに語る様子が出てくる。けれどこれらすべては、仕事への情熱と、音楽に対する愛、メンバー同士の愛の強さゆえなのかもしれない。映画の終盤で、もう「決して一人じゃない」と7人が語る場面があるが、これは世界中の何百万人ものリスナーとつながっているという意味のようにも、7人のメンバー同士が強くつながっているという意味のようにも聞こえた。

デビューから5年以上が経つ。アーティストが燃え尽きてしまうに足る歳月であることを、BTSは理解している。けれど映画"Burn the Stage"の最後に、メンバーたちは「僕たちの視界に限界はない」と高らかに叫ぶ。自分たちの音楽をファンと共有する機会さえ作り続けていけば、BTSがこれからも、限りない数のステージを熱く燃やしていく(=burn the stage)ことは間違いない。彼らにとっての一番の言語である「音楽」を胸に抱きしめて、忘れてしまわない限り。

 

 

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